ISによる残虐なテロ行為をはじめ、
最近の世界の動きをみていると、考え込んでしまう事件が多いです。
今年になって、アフリカのニジェールでも、宗教に政治がからんで、暴動がおきました。
こんな時に、遠く離れたアフリカの地に思いを馳せ、なぜ、ニジェール物語を伝えていきたい
と思っているのだろうか?と、改めて考えてみました。
ニジェール物語を、たくさんの人に知ってほしい、と活動を始めたのは、
「この世界は、美しい」ということを伝えたいからなんだと、私は思っています。
小学生の頃、稲刈りを終えた田んぼで、脱穀機からモミが吹き上がる様子をみているうちに
この世が黄金色に見えて、世界はなんて美しんだろう!と、心から感動した瞬間がありました。
なぜか、この瞬間に、地球が大好きになりました。
大人になって、ダイビングをするようになりました。
ある晴れた夏の日に、底が砂地の深い海に入り、
海面と海底の真ん中あたりを浮遊するように泳いでいたとき、
太陽から柔らかい光線が差し込んできて、海水がキラキラ揺らめいて
まるで宇宙遊泳しているような至福の時を味わったことがあります。
この世界は、ほんとうに美しい。
この美しい世界で、生きていくことは、ほんとうに素晴らしい。
そう気づくことは、とても大切なこと。
ニジェール物語の世界も、とても美しいです。
砂漠という、何もない原風景のなかには、美しい宝物がいっぱいあります。
私たちの住む地球が、私たちに与えてくれた美しい宝物に、みんなが気づきますように。
そして、愚かな破壊行為が、これ以上繰り返されませんように。
ささやかな思いではあるけれど、ささやかな力でしかないけれど、
私たちにできることを、発信していければと、思いを新たにしています。
(J.Taguchi)
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KANAKO (木曜日, 05 2月 2015 23:54)
今日、ニジェールの話を高学年の学級でしました。砂漠のお話楽しみにしています。ぜひぜひアフガニスタンのさくらんぼの話もそうですが、アフリカの砂漠の今こそ素敵な国のお話を、豊かに子どもたちに伝えて行きたいなって思います。楽しみにしております。
何気ない日常の中にこその幸せがあること、アフリカの素晴らしさを伝えたいなって思います。発信楽しみにしております。
J.Taguchi (金曜日, 06 2月 2015 17:09)
KANAKOさん、コメントをありがとうございます。子どもたちに、少しでも早く、サハラ砂漠でうまれた不思議な物語を、美しい絵本や映像にして発信できるように、頑張ります。