アフリカン・デー@京都

きょう3月21日、京都の国際交流会館で「アフリカン・デー」というイベントがありました。

セネガルの太鼓パフォーマンス、ウガンダのダンス、伝統的な食べものの試食会、

アフリカ各国の民族衣装のファッションショー(ニジェールのトゥワレグ族の衣装も登場)、

そして「アフリカの可能性と世界経済での位置づけ」と題したセミナーまで、

アフリカの魅力がぎっしり詰まったイベントでした。

主催者は、The Association of African in Kyoto(AAK)という団体で、

アフリカのことをもっと日本の人たちに知ってほしい!と、京都で学ぶ留学生や大学の先生が中心となって

立ち上げられたんだそうです。


留学生は、日本に来てよく「アフリカはどんなところですか?」と聞かれるそうですが、これは

たとえば日本人が外国へ行って「アジアはどんなところですか?」と聞かれるのと、同じことなんですよね。

アフリカには54カ国もの国があって、民族も文化も、言葉も違います。

京都にもアフリカ31カ国の230名以上の方が暮らしているそうです。

なので、アフリカの多様性を知ってほしい、という意味もあって、イベントを開催されたそうです。

 

イベントのプログラムの中で、とても興味深かったのは、アフリカの各国の方々が、アフリカについて

とても熱くディスカッションされていたこと。

「ポテンシャル」というワードがキーになっていた感じです。

 

アフリカは、とても資源に恵まれているのに、なぜ経済発展が遅れているのか?

もちろん、独立してからまだ50年くらいしかたっておらず、政治的な問題も大きいけれど・・・。

これから自分たちの国をどうしたいのか、もっと自分たちで考える必要がある!

アフリカの資源を外国に提供するばかりでなく、自分たちが利用して、経済発展につなげていくべきでは?

アフリカが一つになって世界にアピールすべきでは?

それぞれの国の文化をもっと大切にしていくことも大切では?

アフリカは若い人が多いのだから、もっともっと教育を充実させていこう!

 

みんなが、アフリカという大陸に魅力があると思っていること、潜在能力が高いと感じていることは、すごく伝わってきました。

京都からアフリカへ、もっともっと彼らの熱い思いを飛ばしてほしいです。